先日高校生の男の子が顎が痛いと来院されました。横に寝ていて右顎が下になって痛くなったと訴えられました。話を聞いていると普段野球でピッチャーをしていて投げる時歯を食いしばって投げる癖がありそれも原因のひとつと考えられます。最近マウスピースを使用する選手も増えてます。吉田輝星君も甲子園でしてましたね。治療は顎の関節に遊びを与え関係する筋肉を緩めることで痛みがなくなり開きやすくなったと喜んでおられます。
発症の原因はかみ合わせの不具合、ストレス、歯ぎしりなど適応能力を超えると顎関節症になります。
病状は以下の4つの型に分けられます。
咀嚼筋痛障害(Ⅰ型)
口の開け閉めなど下あごを動かす筋肉で障害が起こります。
顎関節痛障害(Ⅱ型)
顎関節を包んでいる靭帯に原因があり障害が起こります。
顎関節円板症(Ⅲ型)
顎関節の中の関節円板が正常な位置からずれた状態で障害が起こります。
変形性顎関節症(Ⅳ型)
顎関節を構成している骨自体が変形した状態で障害が起こります。
これらの方が複合的に起こり顎を動かすと音がなったり物を食べる時痛みが出たり口が開けにくくなります。指を口に3本縦に入れば正常に可動域になります。
普段から両方の顎を使ってかむようにしましょう。